高台にある民家を改装した宿泊施設です。窓からは穏やかな瀬戸内海を望めます。Fritz Hansenの椅子とコーヒーテーブル、Carl Hansen & Sønのダイニングテーブル・チェア、イサム・ノグチの照明、Simmonsのマットレス etc... インテリアにこだわった一軒家です。旅館業の許可を取得し、安心・安全に運営しています。建物面積は72平米、敷地面積は300平米のゆったりした造りです。

尾道市因島原町（いんのしまはらちょう）は、その名に「因島」と付いていますが、実際には、しまなみ海道の尾道側から3番目の島、生口島（いくちじま）にあります。瀬戸内海の温暖な気候に恵まれ、古くから柑橘類の栽培が盛んで、特にみかんやレモンは地域を代表する特産品です。山と海に囲まれた風景はのどかで、瀬戸内ならではの穏やかな暮らしを感じさせます。町内には地元の人々に親しまれる飲食店や小さな商店が点在し、素朴で人情味あふれる島の暮らしを垣間見ることができます。 一方、生口島西部に広がる瀬戸田町は、しまなみ海道のサイクリングルートでも人気のエリアです。近年は若い移住者の姿も見られるようになり、空き家となっていた古民家を活用した新しい試みが進んでいます。たとえば、築150年の古民家を改装したカフェ「汐待亭」や、古民家を生かした「Bluegreen」などは、観光客だけでなく地域住民の憩いの場にもなっています。また、2021年に誕生した複合施設「SOIL Setoda」は、リノベーションした蔵を拠点にカフェや宿泊施設を併設し、島に暮らす人と訪れる人をつなぐ新しい交流拠点として注目されています。 瀬戸田町は「瀬戸田レモン」の産地としても知られ、近年はレモンを使ったスイーツやドリンクを提供する店も増加。さらに、島全体を舞台にした「島ごと美術館」や、美しい夕日を望める瀬戸田サンセットビーチなど、自然と文化が調和した観光資源も豊富です。 因島原町と瀬戸田町は、ともに生口島の魅力を体現するエリアです。原町には昔ながらの島の暮らしが息づき、瀬戸田町には移住者や観光客による新しい風が吹き込み、古き良き文化と新しい価値観が共存しています。瀬戸内の穏やかな風景とともに、人と人がゆるやかにつながる島時間を楽しめる場所といえるでしょう。